みなさまこんにちは。
さて、X(旧Twitter)のフォロワーの皆さんはご存じのことかと思いますが、わたくし50歳を手前にして転職しまして、もう6社目か7社目か分かりませんが立派なジョブホッパーのおっさんになり果てております。
もう若くもないですし、転職活動もそれなりに面倒なので、なんとかこれを最後の転職にしたいと思うのです。で、入社前から伝え聞いて「ああこれは大変そうだぞ」と思っていた案件があったのですが、入社したら「本件にはあまり時間使って頂かない方がいいので」と言われ、僕もそうだなと思い、日々新たな情報のインプットに勤しんでいたわけですよ。
そしたら本案件は無事炎上して「これ僕しかやる人いないですよね」とか言いながら慣れた手付きで消火活動を行っていたわけですが、「いやー、とこさんいなかったらこれヤバかったですよねw」ということで、なんか私が入社するのを待ってから炎上させてませんかと思わなくもないのですが、ともかくひとまずお役に立てそうで何よりという状況なのです。
6月に入ってからこのように「なんか事象の数多すぎませんか」とか呟きながら毎日を過ごしていると、わずか1ヶ月前に我が愛車メルセデスAMG GLB35でひとり北海道を旅していたことなど、はるか昔の夢の世界の出来事のように思えてくるのです。

北海道旅行記についてはまた気が向いたらまとめようかと思いますが、ツイッター(現X)でリアルタイムにあらかた書いてしまいましたので、本当に気が向いたらですね。
ということで、今回はブログではあまりやらないパーツレビューです。みんからの方ではいくつか上げていますが、いつもはそれほど分量もありませんので。
さて、わが愛車メルセデスAMG GLB35の納車から10ヶ月ほどが経ち、走行距離は9,000km程度まで伸びました。1ヶ月1,000km弱なのでまあまあ乗ってますね。ハイパワー快速ツーリング3列ファミリーSUVとして、家族を乗せてどこまででも走れてしまうAMG GLB35には非常に満足しているのですが、残念ながら大きな欠点もあります。それはロードノイズ。まあ、ゴーゴーとうるさいです。
ロードノイズをどう感じるかは何と比較するかにもよるのですが、何を隠そうわたくし、GLB35の前はベースモデルのGLB 200dに2年半ほど乗っていました。GLB35とGLB 200d、内外装はフロントグリル以外はほとんどまったく同じで、タイヤサイズも銘柄も全く同じ。違うのはエンジンやトランスミッションなどのパワートレーンに、ステアリングシステム。そして補強されたサブフレームと硬く締め上げられたサスペンションです。2万km走ってタイヤもそれなりにすり減ったGLB 200dよりも、ド新車のGLB35の方が明らかにうるさかったんですよ。
GLB35が標準車から遮音材を省いているとは考えにくいので、やはりボディが硬いということは音も伝えやすいということなのでしょうか。特に舗装の目の粗い、いわゆるざら目路面では、ゴーゴーとやかましいロードノイズが車内に響き渡るのです。うるっせえなあと。
ということで、AMG GLB35のロードノイズ対策として、一部で話題の「調音施工」を導入しました。「調音施工」は、タイヤハウスの周辺に制振材(遮音材)を張り付けるもので、一般的には「タイヤハウスデッドニング」や「ホイールハウスデッドニング」などと呼ばれます。
「調音施工」は佐賀県鳥栖市に本社を置く日本のカーオーディオメーカーである「ビーウィズ株式会社」の登録商標です。そして、ビーウィズ社のグループ企業であり、フランスの高級オーディオメーカー「FOCAL」のカーオーディオ製品の日本総代理店でもある「フォーカル・オーディオ・ジャパン株式会社」が、全国に広がる同社の「フォーカル・プラグ&プレイ」店や、特約店で提供しているのが「調音施工」なのです。
静音化を目的としたデッドニングは、ホイールハウスだけでなく、ドアやフロア、天井など様々な場所に施工することができますが、「調音施工」では、基本プランとしてホールハウス周辺の施工が必須となるのが特徴です。希望に応じてエンジンルーム(バルクヘッド)やラゲッジルーム周辺にオプション施工が可能ですが、あくまでも基本はホイールハウス。最小の費用で最大の効果を狙った結果、このようなサービス構成になっているそうです。
そして、遮音材としてBEWITH社が独自に開発した制振・遮音シート「BEWITH ADVANS」を使用するのも大きな特徴のひとつ(一部店舗ではFOCALのBAMシートという製品を使うそうです)。
さらに、調音施工はすべての車種でできるわけではありません。「ホイールハウスのインナーフェンダーカバーがない車種や、インナーフェンダーカバーが短くホイールハウスの全面を覆っていない車種は、本来の効果が得られない」ということで施工できないそうです。
なるほどこだわりが強くてよさそうじゃないですか。この手のこだわり系サービスは高額なイメージがありますが、今回の私のGLB35の「調音施工」の料金は、基本プランのみで89,100円でした。もちろん決して安くはないのですが、かといって相場と比べて高いわけではありません。「タイヤハウスデッドニング」などで検索すると、もっと料金が高い店舗も見つかります。
まあ、この手の製品は「買ったけど飽きて使わなくなる」ということはなく、効果が減るものでもありません。新製品に買い替えるということもなく、基本的には着けたらずっと効果を発揮し続ける物ですので、すぐに車を売却でもしない限りは、コスパの出やすい製品なのかなと思います。見えないけど。
ということで、今回は「調音施工」をプラグ&プレイの本店である木更津店で施工してもらいました。木更津、大田区の我が家からアクアラインで1時間かからないんですよ。
なお、これからお伝えするのはあくまでも私のAMG GLB35に施工した感想です。当たり前ですが、メーカーや車種によって車内に伝わる騒音の程度は全く異なります。もっといえば、同じ車種でもタイヤが変われば全く違う音響になりますし、普段走る道路の状況によっても変わります。そのため、私のGLB35と同等の施工をしても、同じような感想を抱かれるかどうかはまったくわかりません。
さらに、私のGLB35には、ボンネット、ドア、Bピラー、テールゲートに、風切り音を抑えるための静音モールをDIYで施工済みです。そのうえでの感想であることをご承知ください。
さて、今回「調音施工」でお願いしたのは、ホイールハウス周辺に遮音材を貼り付ける「基本プログラム」のみです。「調音施工」では、オプションとして、バルクヘッド(エンジンルームとキャビンの間)、基本プログラムのインナーフェンダー裏側に加えてボディ側にも施工する、いわゆる「フロント2枚重ね」もあるそうですが、今回は基本的なプランでどこまで効果を感じられるかを試したかったため、「基本プログラム」のみとしました。
また、リアトランクについては、施工をお願いした2024年4月時点では同店でのGLBへの施工実績はなく、効果は不明ということでした。GLBのリアトランクの底面には遮音材がほとんど使われておらず、さらにハッチバック構造なので、荷室から入るノイズはそれなりに大きいのではと想像しています。が、今回はとりあえずパスとしました。
「プラグ&プレイ木更津」での調音施工作業は半日程度で完了します。車を預けている間は、お店から徒歩数分の「木更津市金田地域交流センター」のコワーキングスペースでテレワークをしていました。こちらは木更津市民は1時間50円、市外民でも1時間70円という破格の値段で利用できるのです。安すぎだろ。
午前10時に車を預け、午後2時前には完了です。あっという間ですね。施工後の遮音シートは見ることはできませんが、お店の方が写真を撮ってくれていました。こんな感じで貼り付けられています。



調音施工を着けたのは2024年のゴールデンウィーク前ですので、この記事の執筆時点まではすでに2ヶ月以上経過しています。その間、一般道から高速道路まで一通りの走行パターンを経験しましたので、いよいよ「調音施工」の効果に迫ります。
まずは一般道。調音施工が完了したGLB35の運転席に乗り込んでドアを閉じると、なんだか静けさが以前より増した気がします。
そして走り出すと、調音施工の施工前と比べてロードノイズに1枚フィルターがかかった感じで、明らかに静かです。特に30km/h未満の低速走行時は静寂感というか無音感をハッキリと感じます。路面の凹凸を超えた時の突き上げ音はかなり減った印象。おお、これはいいぞ。
速度が上がると、滑らかな路面では静けさを感じるものの、ロードノイズははっきりと聞こえます。低速時で感じたような静寂感は、あまりありません。
そして施工前にもっともうるさく感じていた、ざら目路面を50〜60km/hで走ってみるとどうでしょう。うーん、まあ確かにロードノイズの音量は少し下がっている実感はありますが、「ゴー」というノイズの大きさは、正直なところはあまり変わらない気もします。うるさいかうるさくないかと言われれば「うるさい」。音量は落ちてるけど。
そして高速道路。自宅から木更津に向かうアクアラインでは、オーディオを消してロードノイズをしっかり確認していました。調音施工後の帰路は別車線なので全く同じ舗装ではありませんが、とはいえ似たようなものでしょう。調音施工の効果はというと、まあ、確かに往路よりは静かになってはいます。違いは、分かる。でも「うわーっ、凄え!」って感じかと言われると、そうでもないですね。
うーん、同乗の家族はどうでしょう。まず後席の子供たちは「分からない」。助手席の妻は「そういえば静かになったかも。声は通りやすいかな」ということです。
言われてみれば、調音施工後のGLB35の車内は、会話を交わす声の通りが良くなった気がします。また、オーディオの音質も施工前と比べてクリアになり、音質が向上した印象です。違いは確かに分かる。大きくはないけど。
ということで、AMG GLB35に調音施工(+静音モール)を施した結果ですが、ここまでの正直な感想は、効果絶大!とまでは言えないものの、まあゼロではないし、長く乗るならそこまで不満はないかなあというところです。
純粋なコスパという意味では、塞げるところは全て塞いでも部材価格が1万円にも満たない静音モールの方が大きいかもしれません。
あとは、私も気になっていた、皆さんも気になるであろう点をFAQ形式で。
Q1. 調音施工すると、ロードノイズと引き換えに、他のノイズが大きくなる?
A1. 一般論では1箇所の音を塞ぐと別の箇所から聞こえる音が相対的に大きく聞こえ、それが却って気になってしまうということもあるそうです。DIYで静音モールを入れたときはロードノイズが大きくなった実感がありましたが、今回の調音施工では、他からの音がうるさく感じた印象はありません。
Q2. 調音施工でバルクヘッドを施工しないと車内に伝わるエンジン音が大きくなる?
A2. 理屈上はエンジン音が大きく聞こえるはずですが、不思議なことにまったく感じません。むしろ少し静かになったような…?
Q3. 調音施工は乗り心地がよくなる?
A3. 分かりません。車内に響く突き上げ音が小さくなると乗り心地が良くなったと感じるという話もありますが、タイヤ付近の重量が増えているからそう感じるだけなのかもしれません。
Q4. 調音施工で車重が重くなる?
A4. まったく感じません。重量増は10kg程度なので無視できるレベルじゃないですかね。
Q5. ディーラーで入庫拒否されない?
A5. わかりません。ヤナセなどの普通のディーラーでは、車検非対応の改造は当然ダメで、車検と関係なくても、パーツをネジで固定するようなものはダメ(外さないと入庫してもらえない)という話も聞きます。
そもそも調音施工の部材はインナーフェンダーや純正の遮音材を外さないと見えないし、通常の点検や車検ならまず問題ないんじゃないでしょうか。静音モールはドアを開ければ見えるけど、私の店舗では今のところ何も言われていないですね。

さあ、ここまでわがメルセデスAMG GLB35にホイールデッドニングの調音施工実装レビューをお届けしてきましたが、これだけでは終わりません。
実は先日GLB35で大阪まで行きました。サッカー少年の双子男児の1人が、なぜか大都会東京都民の我が家とは縁もゆかりもない浦和レッズのファンになりまして、せがまれて埼玉スタジアムにも度々足を運ぶようになりました。
そして、今度は「大阪のヨドコウ桜スタジアムにセレッソ大阪VS浦和戦を観に行きたい!」と言い出すではありませんか。
いいよ行ってやるよ。ということで、私と小6双子男児の3人で、土曜日の早朝に東京を出発して大阪まで高速道路をひた走り、夜の試合を観戦して格安ホテルに泊まり、翌朝帰路に着くという弾丸ツアーです。まあ、レッズ負けたんですけどね。

500km離れた大阪とはいえ、いまや俺たちの新東名があるのです。「途轍もなくなげえ静岡」は過去の話になりました。
GLB35で走る新東名は2回目。納車直後の昨年8月からほぼ1年振りです。わがGLB35の走行距離は1万km弱ですが、昨年と比べて高速での足捌きは格段にしなやかになりました。高剛性シャシーと電子制御可変ダンパー、そしてLKAに守られたGLB35は、時速120kmでも乗り味は実に穏やかで快適です。100km/h巡航の登り坂でも少しアクセルを踏み込めば胸のすくような加速。GLB35で走る新東名はほんとうに気持ちいい。
そして、新東名の最高120km/h区間を走っていてふと気づいたのです。なんか静かじゃね?と。
そうなんです。調音施工(+静音モール)を施したわがメルセデスAMG GLB35、新東名で120km/h付近で走行していると、以前より明らかに静かだと感じます。調音施工後の低速域で感じた「無音感」を感じるんですよ。いや、無音だから感じない?まあ、それはよくて。
これなんなんですかね。調音施工後に仙台までの東北道や北海道など高速道路も含めてそれこそ2000km近く走りましたが、時速100km付近では調音施工でそこまで静かになったとは感じなかったのです。
昨年新東名を走った時も静音モールで風切り音対策はしてありましたので、違いはホイールハウスの調音施工だけです。それが120km/hを超えたら(「超えたら」って言っちゃいけないけど)、なにこの静けさ。理由はよくわかりませんが、この速度域がたまたま「当たり」で、調音施工で消えやすい音が出ていたということなんでしょうか。
いやー、これはいいぞ。AMGなのに、コンパクトクラスのGLBなのに、めっちゃ静か。この無音感を感じるためだけに新東名を走りたくなる。
ということで「調音施工」、安くはないけどやっぱりやって良かった。AMG GLB35で新東名を爆走したい方にはかなりおすすめなんじゃないでしょうか!
